TVとウェブってどう違う?
こんにちは。アクセスネット情報技研の中谷です。
閲覧ありがとうございます!
私事で恐縮ですが、
私には2人子供がおります。
上は小3のお姉ちゃん、下は4歳の弟です。
けんかをしない日が無いほど、よくけんかをします。
ちょっと前の話ですが・・・・・
二人がいつものように大げんかをした時のことです。
もうそろそろ「やめなさい!」と中止命令を発しようとした瞬間。
あるCMが流れた瞬間に、二人はけんかを止め、何かに取り付かれたように踊り出したのです・・・。
そのCMとは……・。
「カレ~のころちゃ~ん、カレーのころぉちゃ~ん」
そうご存じの方も多いと思いますが、
某大手食品メーカーのカップ麺CMで、キムタクが出ていたCMです。
お姉ちゃんはまだしも、4歳の息子までもが、
「カレ~のころちゃ~ん」と連呼しながら踊る始末。
恐るべし、TVCM!と改めて感心するとともに、広告媒体として見た場合、
ネットとの違いを改めて考えさせられたのです。
ネットではいくらキムタクを使ったとしても、
子供を巻き込むことはかなり難しいと思います。
一方で、キムタクを使わずとも、同じように巻き込むことができるのが
TVというメディアではないでしょうか?
キムタクを知らない年齢層にまで商品イメージを浸透できたことは、
大きなアドバンテージです。
もし仮にこのケースをネットに置き換えてみたらどうでしょう?
ネットではなかなかこうは行きません。
なぜなら、広告媒体として、主に3つの制約(TV等との相違点)があるから
です。
1)閲覧環境が、現時点では万人に使用できない。
(子供やシニア層にとってはハードルが高いがTVは万人向け)
2)ネットでは情報の方向性が能動的(探しに行く)である。(TVは受動的)
3) 2)と関連し、ネットユーザーは基本的に目的を持ってアクセスする。
(TVは受動的であるため、特に目的が無いケースの方が多い)
ですから、以上の3点を抑えてネット広告やネットマーケティング戦略を展開しないと、
期待する効果は得られません。
具体的な説明は、またの機会に触れさせていただくとして、
ここでは割愛させていただきます。
ちなみにYouTubeなどの動画投稿ポータルサイトを使った宣伝広告等は、
TVCMに近いと思われがちですが、ネットユーザ対象ですから、
上記3点を十分考慮する必要があります。
一方で、TVCMといったマスメディアとネットの、それぞれの特徴を活かした
マーケティング戦略が活発に行われていることはご存じの通りかと思います。
これは、マーケティングの世界でいうところの
「AISAS」
というモデルに則した手法の一つでもあります。
A(Attention):注意(TVなどのマスメディアでアプローチ)
↓
I(Interest):興味(TVなどのマスメディアで喚起)
↓
S(Search):ネットで検索
↓
A(Action):良ければ行動
↓
S(Share):他の人にも勧める
「つづきはウェブで・・・」と言ったようなCMが一時かなり流行りましたが、
結局のところS(Search)以降のネット対応が不十分であったため、
期待していた効果を得られなかったケースも多かったそうです。
特にS(Search)以降のネットユーザーの思考や行動パターンは
さらに複雑化するため、その特性を踏まえた戦略立案が必要になってくるためです。
(この点についはまたの機会にご説明します)
以上のように、ウェブ(ホームページやメールも含)による宣伝活動や
マーケティング戦略は、単にTVといったマスメディアの延長線上に置くのではなく、
全く別次元の媒体として位置づけ、検討をすることを強くお勧めします。
ちなみに、今回のキムタクの「カレーの…」CMが、
あえてネットへの誘導を取っていない理由は、
ここまでのご説明・視点で考えると、なんとなく見えてくるのではないでしょうか。
すでによく知られている、というか、世界的ブランド商品でもあるということも
付け加えないといけませんが。
私は個人的には、今回のカレー味のCMより、
その前に放映されていたCMが好きでした。
キムタクと「ゴルゴ13」のミスマッチが、
強烈なインパクトを与えてくれましたので。
それに見向きもしなかった子供が、ガラリと変わるのは…。
ターゲットをしっかり絞った戦略も見え隠れしますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(担当:IT・Webコンサルタント 中谷)





